大切な・・・。

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[作品説明]


「調子こいてんじゃないわよ!」
「あんたなんかいらないわ!」
「消えてしまいな!」

あれから数か月。
新しい中学校へ通っている私。
まさか一か月で転校するとは・・・
そう思いながら空を見上げた。

なんでかわからない。
なにもしてない。
なのに嫌われる。
本当の事いってるだけなのに。
昔からこうだ。
人は思ってもいないことを口にする。
お世辞というのか・・・。
なぜか私は生まれつきそういう言葉は口に出せない。
でも本当のことを言ったら嫌われる。
そして私は転校を繰り返した。

この学校の一年生も・・・
まさか5月に転校生が来るとは思うまい。

キキーーーーーーーーーー。
なに???

「キャー――――」
学校の女子が悲鳴?をあげている。
なにかおこったのかと普通の人なら見るだろうが、私は見ない。
関係ないことまで見る必要はない。
「けいすけ様よ!!」
なんだ。
男か・・・関係ない私の中のベスト10第1位だ。

私はそそくさと教室へ行った。

つつぐ

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