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あの夏、隣にいた君へ

第1章 アルバム

【29】

あの夏、
君は再び
僕の隣で笑ってくれた。


情けない僕の
精一杯のプロポーズに

コクリ。



「淋しかった……」


そう弱音を吐く君は
僕の手を
優しく握ってくれた。


「もう、離さないでね」


僕は決めたんだ。


この先
何が起きても、
一緒にいるって。

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