テキストサイズ

短編集

第3章 「こたつ」

わざと声を出すのも、気分が盛り上がる。

「…っああ。いい…っ。あっ…」

はぁっ、と吐息をもらす女。

―気持ちいい…こたつ最高…!

壁の薄いアパートの一室だ。
大きな声を出せないので、絞った声で喘ぐ。

徐々に腰が上下に自然と動き始める。

「…いいっ…あっあっあん!」

誰か男に犯されている妄想でもよいが、一人で変態な自慰にふけっている自分にも興奮する。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ