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短編集

第3章 「こたつ」

しかし、一瞬の激痛の後に女が感じたのはこれまでにない快感だった。

全く隙間なく女の膣を満たすこたつの足。

熱く、脈打っている。

「あああ気持ちいいいっ」
女の腰がくねくねと艶かしく動く。

涙とよだれをだらしなくたらして、女はこたつを両足で抱えて絶頂を迎え、白目を剥いて果てた。


その後、一説では女はこたつを背負った子を出産したともいうが、実際に女の姿を見た者はいない。



おしまい。

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