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短編集

第9章 「マンホール」

「ドウダ?」

「マダゲンキダ。ダガメスガウゴカナクナッタ。」

「オソラク、イチジテキナキノウテイシダ。モンダイナイ」

「サキホドシケンカンカラニゲヨウトシタノデ、カルクユスッテヤッタガ、イケナカッタカ?」

「イヤ、カルクナラ、モンダイナイ。コウビハシテイナイカ?」

「マダシテイナイ。メスガウゴキダシタラ、クスリヲイレヨウ」

「ソウシヨウ」

「コウハイサセテ、ジッケンタイヲツクルトシヨウ」
「オイ、コノオスハ、ワレワレニアイソワライヲシテイルゾ。オカシクナッタカ?」

「イヤ、ニンゲンハミンナコンナモンダ。」

「バカナノカ」

「バカダ」


人間の10倍位のサイズの宇宙人。

研究室の試験管。


俺はゴスロリの肩を抱いて、いい匂いだよな、なんて考えながら、少し笑うしか方法がなかったんだよ。


…俺の馬鹿。





おしまい。

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