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メイド喫茶へようこそ

第11章 翠の場合~本当に私のこと好き?

「ただいま~」



まず荷物を置きに自分の部屋へ向かう。



ガチャ



「いいねぇ~ラブラブで~」



窓枠に肘をのせ、頬杖をついていた葵がこっちを振り返る。



「もしかして見てたの?」
「あんなとこでチュウなんかしたら、ご近所さんに見られちゃうよぉ~」
「う、うるさいなぁ///」



私はコートを脱いで部屋着に着替える。



斗真くんと付き合ってることはお店に内緒だけど

双子の葵には、さすがに秘密にはできなかった。

一応、葵とは誰にも言わないって約束したけど…

葵のことだから、ぽろっとしゃべっちゃいそうで心配。

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