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第8章 響子の場合~プロポーズ~

「………よし!!」



鏡で全身をチェックして気合いを入れ直す。

髪も整えたし、服だってこの日のために新調した。

うん、自分で言うのもなんだが悪くない。

ふぅ~っと深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから出発した。





俺にとって、今日は一世一代の勝負の日だ。

並々ならぬ気合いで、俺は『sweet』にやってきた。

ごくり、と唾を飲み込んで、店を眺める。

………よし、行くぞ…






「あれ、佐々木さん!」



名前を呼ばれて振り向くと、そこにはかおりちゃんがいた。

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