テキストサイズ

メイド喫茶へようこそ

第8章 響子の場合~プロポーズ~

「どうしたんですか?なんか怖い顔しちゃって!」



メイド服じゃなくて、私服姿のかおりちゃんもとっても可愛い。



「………そのおっきな花束…もしかして響子に?」



俺が両手に抱えていたのは大きなバラの花束。



「あ、あぁ、そうなんだ」
「いいなぁ~響子、そんなに愛されて!…って、それにしても豪華すぎません?」



だって、普通のプレゼントじゃない。

これは俺の想いのつまった…大事な記念すべき………






「……まさか、プロポーズとか?」






ギクゥッッ…!!

俺は体をこわばらせた。

かおりちゃんは上目づかいで、俺を見つめる。

………す、鋭すぎる…
視線が痛い…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ