僕のこたえ
第7章 僕という存在
僕は換気ダクトの空気口の反対側から、君達に姿を見せた。
アイツは君の肩を抱きながら、さも自分のものと言わんばかりに僕を睨みつけた。
「…ごめんなさい」
君は恥ずかそうに俯きながら謝った。
「そういう事は、帰ってからにしてくれ。
君達が付き合っている事は分かっている。
わざわざ見せつける必要はない」
「ごめ…」
君がもう一度謝罪しようとした時、アイツが遮った。
「分かっているなら、朱美を色気づいた目で見るなよ」
なるほど…わざとか…
僕はアイツの思惑が読めた。
アイツは君の肩を抱きながら、さも自分のものと言わんばかりに僕を睨みつけた。
「…ごめんなさい」
君は恥ずかそうに俯きながら謝った。
「そういう事は、帰ってからにしてくれ。
君達が付き合っている事は分かっている。
わざわざ見せつける必要はない」
「ごめ…」
君がもう一度謝罪しようとした時、アイツが遮った。
「分かっているなら、朱美を色気づいた目で見るなよ」
なるほど…わざとか…
僕はアイツの思惑が読めた。