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僕のこたえ

第7章 僕という存在

パンっ!


僕は思い切り音を立てて本を閉じていた。


「ひゃっ!」


君は驚いて、思わず声をあげた。


「うるさくて、読書に集中できないんだけど」


僕は怒りを露わにしそう言っていた。


君は別の誰かが、この場所に居る事にようやく気づいたようだった。


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