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ホストクラブの罠(不良総受け)

第9章 見てはいけないもの

まるで自分ちの様にくつろいでいたけど、あくまでここはバイト先。


俺は恭平の胸の中からするりと抜けて、透吾に脱がされた服を探していた。


全裸のまま歩くのも恥ずかしいと思いながらも、ずっと裸でいるわけにもいかず、俺は服を探し求め動き回る。




ふと・・・

背中に何かが触れた。




「へ・・・?」



「俺が探してやるから、座ってろ。」




背中から、大きなYシャツに包まれる。






―――――ドクン―――――



心臓がおかしい・・・。


シャツから微かに香る香水が、まるで恭平に抱きしめられている錯覚に陥らせる。



一気に顔が火照り出す感覚に俺は正直焦っていた。



返事も出来ず、顔も見れず、言われた通り俺はソファーに戻った。


俺が拘束されていたソファーは、玩具やら精液やらで・・・





今更だけど・・・

かなり恥ずかしい・・・





「おい。あったぞ。ん。」


「ん・・・あぁ。」



俺のもとまで服を一式運んでくると、恭平はズボンのポケットからタバコを取り出し、そしてくわえた。


火をつけ、目を細めながら紫煙をくゆらす。



一つ一つの行為がかっこよくて、俺は目が離せなかった。

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