ホストクラブの罠(不良総受け)
第11章 透吾の逆襲。
――瑠希視点――
フロアに戻るといつも通りの日常。
女達がうじゃうじゃと・・・
「瑠希さん!遅かったですね?
大丈夫でしたか?
透吾さんに何もされませんでしたか?」
トコトコと駆け寄ってきた大和に見つめられ、俺は思わず目を逸らしてしまった。
「何か・・・されたんですか?」
(透吾にじゃねぇんだけどな・・)
「え・・・いや・・・
別に・・・」
「瑠希さん・・・
目が泳いでる・・・・。」
俺さ・・・
昔から嘘つくの苦手だったんだよな・・・。
だから浮気は出来ないタイプ。
ってか大和はただの後輩なんだから・・・
言っちまってんもいいんだけどな・・。
「瑠希さん!」
「あっ・・・別に。
マジでなんもねぇし。」
「怪しい・・・」
「大丈夫だから!!
ほら、客待ってんだろ!?早く行け!」
「う・・・・はい。」