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恭平が俺の腕を引く

俺は恭平の胸の上になだれ込む形となった。



ドクドクと恭平の心臓が脈打っていた。


「なぁ・・・瑠希・・・」


「ん？」


「もう誰にも触らすなよ」


「はっ？？」


「俺の」


「なに言って・・・」


「違う？」


「いや・・・なんてーか・・・」


「俺のだから。他の奴が触るの嫌だし」


「恭平そんなキャラかよ」


「わからんが、お前相手には独占欲強いらしい」


「ばか、なんだそりゃ」


「そんくらい、お前が好きって事だ」







恭平の手が俺の頭を静かに撫でた。

その掌があまりに優しくて
俺は泣いてしまいそうだった。




俺

恭平の事

好きになって良かった



今までのどの瞬間より

今が幸せだと胸を張って言える



そう思ったんだ。