ホストクラブの罠(不良総受け)
第4章 戸惑い
「さあ、今日からしっかり働いてね?
大体の事は透吾から教えてもらった?」
笑顔の店長に俺は「まぁ。」とだけ言った。
ホントは接客のことなんか何も教えてもらってないけど・・・
ってか変な薬飲まされたけど!!!
心の中で叫んだものの、それが言葉になって俺の口から出ることは無かった。
チクっているような気分になってしまいそうで・・・
俺は言えなかった。
「店長。今日はこいつ俺のヘルプにつけてくれません?」
「恭平。いいのか?
お前新人ヘルプにつけると怒るじゃないか。どんな気まぐれだ?」
「まあ・・・たまにはと思って。」
「オッケー!じゃあ瑠希の事よろしくね!俺はこれから出かけなきゃいけないから、何かあったら透吾に相談するように!」
「はい。」
相変わらずだるそうに返事をする恭平。
店長は時計を見て急いで店をあとにした。
「じゃ、行くか。」
「あ、あぁ・・」
恭平のあとについて歩く。
だけどまだ身体はだるくて、熱くて・・・
どうにか勃起はしていない状況だけど、それでも軽い刺激でも勃ってしまいそうで・・・
歩くたびに擦れる布がもどかしい。
昨日よりは飲まされた時に吐き出した分、量が少なかったんだろう。
意識がはっきりしている分、今の自分の感覚に羞恥してしまう。