
ホストクラブの罠(不良総受け)
第6章 媚薬効果
――※続けて大和視点※―――
「ふ・・んっ・・・ん」
俺は瑠希さんが逃げないように、顔の横に両手を置いた。
何度も角度をかえて、貪るように口づける。
「や・・・まと・・・んっふぁ・・
もう・・・んっ・・ん・・」
何かを言いたそうに瑠希さんは俺を見る。
でも俺はキスをやめない。
どうせ、『もうやめろ』って言うでしょ?
だから・・・
俺が満足するまで、もう少しだけ・・・
キス、させて・・・
しつこくキスする俺を、嫌がるように顔を背けた瑠希さん。
やべ・・・
やり過ぎた―――――
「瑠希さん・・・」
しばらくの沈黙。
怒らせた?
俺が好きなの・・・
気付かれた?
嫌われた?
「や、だって・・・
こんなキス・・・
お、俺が、襲われてるみてぇじゃん・・・」
顔を真っ赤に染めて、潤んだ目で、熱い吐息で、そう訴える瑠希さん。
それって反則。
「襲ってるんっすよ。」
「え・・・?」
キョトンとした顔の瑠希さんの顔。
俺はそのまま抱きしめた。
