
ホストクラブの罠(不良総受け)
第6章 媚薬効果
――※瑠希視点※――
嫌いだ。
あんなことする大和なんて
大嫌いだ。
ぬぷりと音をたて、俺のアナルから抜かれた大和のモノ。
一度、二度、三度・・・
大和は俺のナカに入れたまま何度も精を吐き出した。
最後の方に少しだけみた大和の表情。
辛そうに・・・
ただ
辛そうに泣きながら、
俺を抱いていた。
大和・・・
お前は何がしたかったんだよ?
ただの性欲処理?
それならお前の甘い顔ふんだんに使って女引っ掛けてやれよ。
そんな辛そうな顔で
わざわざ俺を抱いた理由はなんだよ?
俺から離れて、大和は振り向くこともなく部屋をあとにした。
ただ一言
「すみません・・・でした。」
って言葉を残して。
謝るくらいなら
すんなよバカ。
殴ってやりたい気持ちでいっぱいだったはずなのに、
なぜか泣けてきた。
一人になった部屋で、俺は声を殺して泣いた。
信じてた後輩に裏切られた。
ただ、そう思っていた。
