ホストクラブの罠(不良総受け)
第8章 お仕置き
――※瑠希視点※――
大和の告白の日からしばらくたっていた。
大和は昔みたいに話しかけてくる。
だから俺も昔みたいに話す。
そんなことが俺にとってはとても嬉しい事だったりする。
今もスタッフルームで俺の話を相槌を打ちながら聞いている大和。
「お~い!瑠希!透吾さんが呼んでたぞ!昨日のお客様の件だって言ってたけど!お前またなんかしたの?」
「げっ・・・
マジかよ・・・」
先輩に言われ俺は昨日の事を思い出した。
昨日新規でついた客に散々いろんなところを触られ、いい加減にキレてしまった俺は、その客に向かって酒をぶっかけてしまったんだ。
だってさ、腕や足撫でるぐらいなら俺も我慢するけど、乳首やアソコまで触りだしたから・・・
さすがにキレた。
はぁ・・・ホストってマジ大変。
「瑠希さん大丈夫っすか?
俺ついていきましょうか?」
「いいよ。ガキじゃねぇんだから一人でいける。
おまえもそろそろ店でるしたくしろよ。もうすぐ開店だぞ~。」
俺はそう言いながら大和にひらひらと手を振って部屋をあとにした。