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第6章 熱意と決意


中庭に出ると、何か人集りができていた。


「なんかあるのかな?」


俯いてた木下が顔を上げる。


「行ってみようか」


オレたちは手を繋いだまま、その人集りの輪の中に入って行った。



「あ、うさぎ?」



柵に囲まれた中に数匹のうさぎがいた。


「かわいい~」


木下は嬉しそうに微笑む。


「うん、かわいい…///」


オレは木下をチラリと見ながら、ボソッと呟いた。






「きゃ~見て見て、拓哉くん、うさぎ!かわいいよ!」


その時背後から、女性のハイテンションな声が聞こえてきた。



…ん?拓哉??





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