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第6章 熱意と決意


人集りから離れると、オレは木下から手を離した。
なんとなく知り合いには見られたくなかったからだ。



「えっと…菅生さん、結婚してたんすね」



しかもこんな美人と!!



「うん、龍ちゃんからは、卓也くんのこと色々聞いてるわ」



龍ちゃん!?wwww



オレはついつい、プッと笑ってしまう。



「卓也くんは今日歌わないの?」

「あ…オレは実行委員の仕事あるし、歌うのは友達だから…」

「そっか、残念。私、卓也くんの歌聴きたかったなぁ♪」



そう言ってキミイさんは首を傾げながらニコッと笑った。

ウェーブのかかった髪がフワッと揺れて、すごくいい匂いがした。



「///」



菅生さん、どこでこんな美人と知り合ったんだろwwww
羨ましすぎるwwww

よく見ると、胸でかいしwwww






「拓哉さん」



その時、背後から声がした。






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