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第6章 熱意と決意



「坂本くん、そろそろ戻らない?」


隣で遠慮がちに木下が言った。


「ああ、そうだな。そろそろ菅生さん、来る頃だし…」


「龍ちゃん、卓也くんに迷惑かけてない?」


すかさずキミイさんが聞いてきた。



すっげぇ~
迷惑かかってます!!



そう言いたかったけど、


「いえ、大丈夫です」


オレは、大人の対応をしたw



そんなオレを見て、ふふっと笑うキミイさん。



マジで美人だよなぁ~///

うちの姉ちゃんとは大違いだ。



すると、クッと袖を引っ張られた。



「坂本くん、行こう」



…ん?
なんか機嫌悪い?




「あ、じゃあ、また」


オレは慌てて頭をペコッと下げて歩き出した。




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