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第6章 熱意と決意




「ええっ!?」



驚くオレに、ジェイソンがゆっくりと近づいてくる。



そのジェイソン男の手元にはチェーンソー…ではなく、黒と白のツートンカラーのギターがあった。






「…っ」





オレのすぐ目の前に、ジェイソン男が立つ。




よく見ると、それはマスクだった。

目と鼻に穴が開いている。





誰なんだ、この人…





ジェイソンのマスクを被った男は目を細めると、オレの肩に手を置いた。




よく見えないけど、笑ってる風だった。




「…」




ジェイソン男はオレの横を通り過ぎ、ステージに向かう。


オレはすぐに振り返った。





演奏を終えたはずの菅生さんたちが、なぜか退場しようとしない。



むしろジェイソン男を迎えていた。








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