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第6章 熱意と決意


迫力ある演奏に、オレは息を呑んだ。





フッと、ジェイソンの斜め後ろにいる高藤さんにスポットライトが落ちる。



高藤さんはベースを一定のリズムで弾きながら、マイクに口を近付けた。



瞬間、甘い声が響く。





「!」





高藤さんの歌声…

めちゃくちゃいい!!




全て英語だけど、違和感なし。

高藤さんがボーカルでもおかしくないくらい…



十分すぎるその歌声に、オレの胸は高鳴った。





きっと耳元で囁かれたら…落ちる。

そんなことを一瞬考えてしまったオレ///






ふと我に返ると、更に演奏は激しさを増していた。





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