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第6章 熱意と決意




「あ、始まるわよ」



キミイさんがオレに耳打ちする。





照明が落ちると、会場はしんっ…と静まり返った。




誰もがステージに集中する。








緊迫した空気が漂う中、菅生さんのドラムが細かいリズムを刻み始める。


途端、ジェイソンがギターを弾き始めた。




ザクザクとした音色でリフを繰り出し、1人で弾いてるとは思えない分厚い音を出す。


更に蒼士のギターが加わり、ツインギターで迫力が増す。




鬼気迫る感じで力強く菅生さんのドラムが響き、さりげなく高藤さんのベースも一定のリズムを刻みだす。






ブワッと鳥肌が立った。

力強い音がステージから迫ってくる。





言葉に例えると、
エンジン全開!

まさに、ハードロックだ。






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