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第9章 funky&crazy



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午後18時。BLスタジオ。



「ああ、いんじゃね?」



ドラムの位置を調整しながら、菅生龍はあっさりと承諾した。



「え、そんなあっさりと…」

「良かったな、バンドの助っ人なんて相手を信用してなきゃ、なかなか頼まねぇぜ?よっぽど気に入ったんだな、お前の声」

「そうなんだ…」



卓也はポリポリと頭を掻いた。



「でもボーカルはバンドの顔だからな、助っ人だからって適当にやんなよ?」

「わかってるよ」



卓也は嬉しそうに微笑んだ。






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