テキストサイズ

俺の愛し方

第2章 分かんねえよな

一周回って二人して戻ってきた。


鈴は近くでまだチョロチョロ乗り回していた。


リカはペットボトルのお茶を流し込んだ。


桜は…どんどん舞い落ちる。


「なんかさ…桜が散るの見ると悲しくなるな…」


「はあ?」


リカは呆れた顔してまた鈴の元へ行った。


分かんねーよな。


俺の気持ちなんてな。


まあいいや。


俺も立ち上がり鈴を抱き上げた。


リカが笑ってた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ