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俺の愛し方

第2章 分かんねえよな

「起きてよ~」


「はい、はい、おきまちゅよ」


俺が起き上がると鈴はひょいと俺から降りた。


リビングに行くとガンガンロック掛けながら、
リカはクイックルワイパーで手抜き掃除していた。


「リカ~桜見に行くぞ」


俺は寝起きなのにリカに聞こえるよう声張り上げた。


「はあ?桜?」


「花見だ、花見。支度しろ」


「もう、めんどくさ~っ」


とか言いながらもリカは支度している。


全く、素直じゃねえ女。


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