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……どうしてこうなった?

第10章 佳奈美お嬢様へのドS調教

一人での夕食後、湯船に浸かり、身体を暖めた佳奈美は自室のソファーに座り読書をしていた。

そこに、コンコン、と遠慮ぎみなノックが聞こえる。

「入りなさい」

佳奈美は本を閉じ、ドアに向かって声をかけた。


「失礼します」

ドアをあけ、ゆっくりと茅野が入ってきた。

茅野は無言で佳奈美に近付き、見下ろすように立った。

「どうしたのです、茅野……」

威圧感さえ感じるその行動をとがめるように佳奈美は問い質す。

「どうしたのではありません、お嬢様」

茅野は鋭い目付きで佳奈美を見据える。

その静かな迫力にさすがの佳奈美も若干の怯えを感じた。


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