……どうしてこうなった?
第2章 幼馴染みへの想い
「彰人、別に私芹沢先輩と付き合っているわけじゃないから……」
ぶすっとした顔で優花が訂正する。
「そうなの? まったく色気のなかった幼馴染みに遂に恋が到来したのかと思ったのに」
ケラケラと笑いながら橘は優花のフライドポテトを摘み、口に放りこむ。
「すごかったんですよー、橘さん。朝いきなり芹沢先輩がやってきて--」
友美が今朝の騒動を彰人に説明している間も優花はぷりぷりと怒っていた。
「ふーん……そりゃまた大変なことに巻き込まれたもんだね、優花も」
「まったくの他人事みたいにお気楽な言い方だよね、彰人」
「うん。だって他人事だもん」
橘は屈託ない笑顔で優花に笑いかける。
ぶすっとした顔で優花が訂正する。
「そうなの? まったく色気のなかった幼馴染みに遂に恋が到来したのかと思ったのに」
ケラケラと笑いながら橘は優花のフライドポテトを摘み、口に放りこむ。
「すごかったんですよー、橘さん。朝いきなり芹沢先輩がやってきて--」
友美が今朝の騒動を彰人に説明している間も優花はぷりぷりと怒っていた。
「ふーん……そりゃまた大変なことに巻き込まれたもんだね、優花も」
「まったくの他人事みたいにお気楽な言い方だよね、彰人」
「うん。だって他人事だもん」
橘は屈託ない笑顔で優花に笑いかける。