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……どうしてこうなった?

第11章 芹沢の入部試験

「俺考えたんだけどさぁ……」

芹沢は赤組のメンバーを集めてヒソヒソと打ち合わせをはじめる。

芹沢の持つオーラの成せる業なのかサッカー部のメンバーも真面目に芹沢の意見に耳を傾けていた。


鎗倉は鋭い目つきでその光景を観察していた。

芹沢の意見に頷いたり、笑ったりと和やかなムードでミーティングは進んでいた。

優花は苦笑いしながらも、少し楽しそうにその様子を眺めていた。

その優花の様子も、鎗倉は見逃すことはなかった。


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