……どうしてこうなった?
第12章 橘彰人の変化
「ごめんね、驚いた? この部屋は私の部屋だから誰も入ってこないし、気兼ねなくくつろいでね」
「う、うん……」
天蓋付きのベッド、重厚なタンス、鮮やかな色の生地を用いたソファーなど、高級西洋家具店の一角のような部屋が女子高校生の自室という事実に改めて橘は驚く。
「部活……順調?」
「あ、はい。レギュラーとか夢のまた夢って感じだけど……」
「彰人くんならきっとなれるよ。大丈夫」
橘が遠慮がちに腰掛けているソファーの隣にそっと陸奥が腰掛ける。
「最近三年生が入部したって聞いたけど、本当?」
「あ、そうなんです。本当です、それ。芹沢って奴なんですけど」
「へぇ。三年生から入部って珍しいよね?」
「そうなんですよ。どんなつもりか知りませんが、まぁ完全な悪ふざけでもなさそうなんですけどね」
「う、うん……」
天蓋付きのベッド、重厚なタンス、鮮やかな色の生地を用いたソファーなど、高級西洋家具店の一角のような部屋が女子高校生の自室という事実に改めて橘は驚く。
「部活……順調?」
「あ、はい。レギュラーとか夢のまた夢って感じだけど……」
「彰人くんならきっとなれるよ。大丈夫」
橘が遠慮がちに腰掛けているソファーの隣にそっと陸奥が腰掛ける。
「最近三年生が入部したって聞いたけど、本当?」
「あ、そうなんです。本当です、それ。芹沢って奴なんですけど」
「へぇ。三年生から入部って珍しいよね?」
「そうなんですよ。どんなつもりか知りませんが、まぁ完全な悪ふざけでもなさそうなんですけどね」