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……どうしてこうなった?

第13章 日曜、午後、漫画喫茶。

普段はまったく読まない少女漫画だが、実際に読み始めると意外と面白かった。


恋するヒロインに共感したり、ハラハラしたりした。

それに普段ぶっきらぼうに見える片想い男子が見えないところで意外と優しかったりするのにきゅんとときめいたりもした。


ガガゴゴッ……

隣では豪快に芹沢がイビキをかきはじめる。

いいところで邪魔された優花はため息をつく。


「ほんとに芹沢先輩とはえらい違い……」

じとーっと優花は芹沢を睨んだ。


そしてまた少女漫画の世界へ戻る。


「えっ……!? ウソ……」

読み進めるうちに優花は思わず小さな声をあげた。

ヒロインと片想い男子がだんだんいい感じになってきたのだが、どうもエッチをしちゃいそうな気配になってきたのだ。

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