……どうしてこうなった?
第14章 もうひとつの恋の始まり
「今日はありがとうございました」
喫茶店を出て、電車に乗ったとき、友美は改めて鎗倉に礼を言った。
「いや、こちらこそ。弟が勝手に呼び出して、勝手にドタキャンして、本当にごめん」
「でもおかげで先輩とふたりっきりでデート出来ちゃったし。駿二君に感謝です」
「あははは……」
本気とも冗談ともとれるような大胆な友美の発言に鎗倉は暑くなってしまう。
「すごい汗かいてますね? 暑いですか?」
「えっ!? いや、これは……」
鎗倉が焦った時、電車は鎗倉の最寄駅についた。
「あ、じゃあ、俺降りるから。
また学校でね」
「はぁい。ありがとうございました」
槍倉が降りて扉が閉まる。
その間もずっと友美は手を振り続けていた。
鎗倉も手を振り続けて、電車が遠く行ってしまうまでホームで見送っていた。
喫茶店を出て、電車に乗ったとき、友美は改めて鎗倉に礼を言った。
「いや、こちらこそ。弟が勝手に呼び出して、勝手にドタキャンして、本当にごめん」
「でもおかげで先輩とふたりっきりでデート出来ちゃったし。駿二君に感謝です」
「あははは……」
本気とも冗談ともとれるような大胆な友美の発言に鎗倉は暑くなってしまう。
「すごい汗かいてますね? 暑いですか?」
「えっ!? いや、これは……」
鎗倉が焦った時、電車は鎗倉の最寄駅についた。
「あ、じゃあ、俺降りるから。
また学校でね」
「はぁい。ありがとうございました」
槍倉が降りて扉が閉まる。
その間もずっと友美は手を振り続けていた。
鎗倉も手を振り続けて、電車が遠く行ってしまうまでホームで見送っていた。