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……どうしてこうなった?

第16章 ダブルデート!?

「いや、いいんだ。このチケットどうせ貰い物だから」

兄の誠一はチケットが貰い物であることを説明する。


「そそ。どうせうちの親は行かないから使っていいって。遠慮しないで楽しもう!!」

駿二はそう言うとさっさと駅の方へと向かっていった。



「私、実はすごく行きたかったんです、HSJ(ハリウッドスタジオジャパン)」

「へぇー! じゃあよかった」

電車で移動しながら4人は次第にテンションが高まる。


テーマパークというのはやはり人のテンションを上げる力がある。


中でもテンションが上がる中野友美に自然と槍倉誠一が聞き手に回るという理想的な展開になっていた。

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