……どうしてこうなった?
第18章 『偽装彼女』解約
県大会予選が始まると東雲学園は名門校に恥じぬ質の高いプレイで対戦相手に圧倒的な力差を見せつけて勝ち進んだ。
中でもキャプテンの鎗倉誠一の気迫あふれるプレイは息を呑むほどのものであった。
三点差の後半12分には鎗倉駿二も交代で出場し、見事に追加点を上げる活躍を見せた。
「優花見てた? 俺のスーパーシュート」
「スーパーシュートってほど派手なものじゃないでしょ。裏をかいて転がすようなシュートだったじゃない」
「いいの。あれが俺の持ち味だから」
ダブルデートの日以来優花と鎗倉駿二の距離はだいぶ縮まり、気さくに話す間柄になっていた。
それを横目で橘が見ていた。
その視線に気付き、優花は慌てて親密さを消すようにマネージャーとして態度を切り替える。
中でもキャプテンの鎗倉誠一の気迫あふれるプレイは息を呑むほどのものであった。
三点差の後半12分には鎗倉駿二も交代で出場し、見事に追加点を上げる活躍を見せた。
「優花見てた? 俺のスーパーシュート」
「スーパーシュートってほど派手なものじゃないでしょ。裏をかいて転がすようなシュートだったじゃない」
「いいの。あれが俺の持ち味だから」
ダブルデートの日以来優花と鎗倉駿二の距離はだいぶ縮まり、気さくに話す間柄になっていた。
それを横目で橘が見ていた。
その視線に気付き、優花は慌てて親密さを消すようにマネージャーとして態度を切り替える。