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……どうしてこうなった?

第18章 『偽装彼女』解約

橘は元々センターバックのポジションであったが機動力やスタミナ、クロスの精度を買われ、サイドバックに転向していた。

日本代表でいえば長友選手のそのポジションは攻撃と守備の両方を担うハードなポジションであった。

強豪校でレギュラーを掴むというのは並大抵のことではないが、新しいそのポジションで橘は懸命に努力していた。



練習が終わり、次の対戦相手の研究とスターティングメンバーの説明になる。


「次戦はフォワードとして槍倉駿二にスタートから入ってもらう」 

監督のその言葉に、さすがに選手たちは声をあげた。


ベンチ入りだけでもすごいことなのにスターティングメンバーになるというのはまさに快挙と言えた。


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