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……どうしてこうなった?

第20章 槍倉駿二のデビュー戦

わぁあああっ


それまで静かだった東雲学園の応援席に歓喜の声が沸き立つ。

駿二は小さくガッツポーズを取りながら自陣へと戻っていく。

チームメイトが駿二の初出場初ゴールを祝うように集まった。

さすがに東雲学園は強い。


誰もがそう感じた。

このまま今日も危なげなく試合が進む。


それはピッチ上の選手達でさえそう感じていた。

そして槍倉駿二という新しいスターの登場に期待が膨らんでいた。

このときは誰もがそんなことを考えていた。

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