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「なんか優花って芹沢先輩見るときの目が違うんだよね。だから優花は芹沢先輩のこと、本気で好きになり始めてるんだろうなーって……」

「ばばば馬鹿言わないでよっ！　マジあり得ないからっ！　てか、どっちかって言われたら嫌いな部類に入るしっ！　いや、はっきりと嫌いな人間だしっ！」

「必死だな……わぁったよ。嫌いでいいよ。嫌い、な」

「本当にわかってるの？」

肩を震わせて怒る優花を駿二がなだめる。


確かに優花も芹沢の良さを理解し始めた時期もあった。

自分勝手に見えて他人に気を使ってるとこや、いい加減そうに見えて考えがあるところなどを知った。

しかし最後の『他に気になる女が出来たからフリーになりたい』という理由で幻滅した。