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「その……アニメ同好会の部費0という、実質廃部勧告は本当に問題ないのでしょうか？」

怯えた声で真貝は尋ねる。

「真貝さん、その件は先程の会議でもう決定したのではないでしょうか？」

「あ、はい……そうですが……」

「異議があるなら会議の席上で話して頂きたかったです」

言葉は丁寧ではあるが、声色には明らかに苛立ちと嘲笑が含まれていた。

「すいません……でもアニメ同好会は部員数も6名おり、文化祭などではポスターを作成したりと、しっかりとした活動もされているようですし……」

「それも会議の席で話しましたけど？　そもそも東雲学園の校風にアニメ同好会はそぐわないし、文化祭ででかでかとアニメの絵が描かれたポスターを貼るのは芳しくないと父兄からもクレームがあります」

「そうですが……なにも廃部というのは……」

真貝は怯えながらも食い下がる。