……どうしてこうなった?
第24章 生徒会の独裁
「真貝君、君もしつこいね。会議で決まったことだろう? 高校生にもなってアニメなど、我が校の品格が疑われてるんだよ。
それでなくとも引きこもりや性犯罪予備軍のように見られているオタク文化など、当校に必要ないじゃないか?」
副島一が生徒会長に代わり真貝に告げる。
「でも、趣味は人それぞれだと思いますっ」
「人に迷惑かけてないから問題ない、か? オタクたちは二言目にはその言葉だよね」
「別に僕の趣味ではないけど……そんな勝手に廃部とかひどいと思って」
「迷惑をかけなければ何をしてもいいというわけではないよ。それに迷惑はかかっている。
アニメ同好会のつくるポスターを見て、卒業生の先輩らは東雲学園も墜ちたと嘆かれている」
「それこそ価値観の問題では」
はあ、とわざとらしく副島はため息をつく。
「何だかんだ難癖をつけるけどさ、真貝君。ようするに君はただ単に自分がアニメ同好会に部費ゼロの廃部勧告をするのが嫌なだけなんじゃないのか?」
それでなくとも引きこもりや性犯罪予備軍のように見られているオタク文化など、当校に必要ないじゃないか?」
副島一が生徒会長に代わり真貝に告げる。
「でも、趣味は人それぞれだと思いますっ」
「人に迷惑かけてないから問題ない、か? オタクたちは二言目にはその言葉だよね」
「別に僕の趣味ではないけど……そんな勝手に廃部とかひどいと思って」
「迷惑をかけなければ何をしてもいいというわけではないよ。それに迷惑はかかっている。
アニメ同好会のつくるポスターを見て、卒業生の先輩らは東雲学園も墜ちたと嘆かれている」
「それこそ価値観の問題では」
はあ、とわざとらしく副島はため息をつく。
「何だかんだ難癖をつけるけどさ、真貝君。ようするに君はただ単に自分がアニメ同好会に部費ゼロの廃部勧告をするのが嫌なだけなんじゃないのか?」