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……どうしてこうなった?

第24章 生徒会の独裁

「見損ないましたぞ、真貝氏」

ちょんまげブタは急に声のトーンを下げる。

「会長の陸奥にそう押し切られたのではないか?」

「そうでは……ないのですが……」

「会議といってもあの陸奥と副島が勝手に決めていく形式だけの会議のことであろう? あのような席上で我部を廃部させられる由縁はない」

「そうですっ! ちょんまげさんの言う通りですっ!」

「生徒会の横暴だ!」

部員たちが口々に罵る。

「いいじゃないですか、ちょんまげさん。部費なんてなくても我々が資金を集めて活動すれば」

一年の新入部員が怒りながら口を挟む。

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