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……どうしてこうなった?

第25章 壊される心

シナリオにないアドリブの陸奥の演技を副島は一瞬だが本気にしてしまった。


「み、見られるのが好きなんだったら俺とするところを副島に見せてやればいいだろうっ!!」

橘はそう叫ぶや否やグッと陸奥を抱き寄せてキスをする。

「はぐっ……」

力強いキスに陸奥は言葉を失う。

「果たして君は陸奥会長を満足させられるかな?」

にやっと笑った副島はベッドの近くにあった椅子に腰掛けて様子を伺った。

その態度に熱くなった橘は陸奥をベッドに押し倒し、覆い被さる。

「やっ……乱暴にしないで……彰人くん……っ」

「俺が感じさせてあげるよ、佳奈美っ!」

わざと乱暴な言葉を使い、副島を威嚇するように虚勢をはる。

覆い被さった橘は乱暴に陸奥の身体をまさぐりはじめた。

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