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……どうしてこうなった?

第26章 自殺

納得のいかない芹沢に対して、ちょんまげブタはむしろなだめる側のように芹沢に言った。

「まぁまぁ芹沢氏。気になさられるな。我ら『キモオタ』の民は昔から差別されたり邪険にされるのには慣れておる」

「それとこれは違うんじゃ--」
「違わない。結局はキモいから責められる。潰される。キモオタの民の安住の地はないのだよ」

にかっと笑うちょんまげブタは、やっぱりブサイクそのものだった。

だけど芹沢はそんなちょんまげブタが格好いいとさえ思えてしまった。


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