テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第26章 自殺

「彰人っ」

「優花……」

家の前で待ち伏せしていた優花は素早く飛び出し、橘を捕まえる。

「どうしたの? 最近部活休んでるね……」

「関係ねーだろ……」

橘は行く手を遮る優花から顔をそらし、ぶっきらぼうにそう言った。

「関係あるよ!!」

「マネージャーだからか? 余計なお世話だよ」

「違うよっ……好きだから、だよ……」

好きという言葉にびくんと橘は反応する。

「……だったら余計関係ねーだろ……」

橘は優花を無視して部屋に入ろうとする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ