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……どうしてこうなった?

第26章 自殺

余計なお世話を焼いていることはわかっている。

けど、私もなんとか力になってあげたい。


そう考えたとき、友美の頭には芹沢以外思い浮かばなかった。

友美はこれまでの経緯を芹沢に伝える。

途切れ途切れで、途中言葉にも詰まってしまう友美の話を芹沢は黙って最後まで聞いてくれた。


「ゆうちゃん全部自分で抱え込んじゃって……」

ほとんど泣き声で友美は説明を終えた。

「ありがとう……俺に教えてくれて……」

芹沢は友美の頭を優しく撫でる。

「優花は絶対に俺の力なんて借りたくないと意地を張るだろうから、俺に相談したことは内緒にしてね?」

「わかりました……」

友美は涙目で頷く。

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