テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第26章 自殺

ホテルを出て駅に向かおうとする橘だったが、リョウは立ち止まった。

「どうしたの?」

「私、こっちだから」

「そうか……わかった……じゃあな」

「またね」


橘はそう言い残し、駅へと向かっていった。

その背中を見つめていたリョウはポツリと呟いた。


「ごめんね、橘君……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ