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……どうしてこうなった?

第27章 生徒会長、陸奥佳奈美の勝利

「副島君、あなたもですよ?」

一人部屋に残った副島に陸奥は『休憩』を命じる。

「しかし、会長。このようなものと会長を二人きりにするのは--」
「副島君」

「……っわかりました」

副島は芹沢を睨み付けながら部屋を出ていく。

「そういう横暴が誰にでも通用すると思うなよ?」

副島が出ていってすぐ、芹沢はそう言って陸奥佳奈美を睨んだ。

「あら、ずいぶんな言い方ね。せっかく二人きりにして差し上げたのに」

ふざけて上品ぶった口調で陸奥はからかう。

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