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……どうしてこうなった?

第28章 交わらない平行線

「落ち着けよ、佳奈美」

陸奥を振り払った芹沢は冷静に尋ねる。

「イキたいのか?」

問いかけにコクンと頷く陸奥。

「じゃあパンツを脱いで俺に渡して?」

「……はい」

陸奥はパンツを脱いで芹沢に渡す。

芹沢は受け取ったパンツを近くにあったハサミで切ってしまう。

「ああっ!? う、うそ……」

「佳奈美みたいな淫乱はパンツなんかいらないだろ? ほら」

芹沢は陸奥にバイブを手渡す。

「自分で入れてやってみろ。出来るよな?」

「そ、そんなぁ……して、くれるんじゃなかったの?」

「そんなこと言ってないだろ? イキたいっていうからバイブを貸してあげたんだ。嫌なら返せ」

鋭い芹沢の目は陸奥を射抜く。

「大丈夫だ。見ててやるから。イクときは俺の名前を呼びながらイクんだぞ?」

「……はい」

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