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……どうしてこうなった?

第31章 素直じゃない親友たち

ぼんやりと誠一が呟くと友美はキュッと誠一の手を握った。

「えっ? あ、いやっ……違うよ。俺はその、一番は、友美だからな?」

今度は照れながら誠一が言う番だった。

「誠一さん……うれしい、です」

伏し目がちに見上げて友美は照れる。

「ちょっ……友美、それ反則だぞ」

その可愛さに脳の奥がクラっとした誠一は友美にキスをする。

「ふぁ!? な、なんですか、いきなりっ!?」

「いきなりは嫌い?」

「いや、その……好き、ですけど……」

その一言で誠一の理性はぶちっと音を立てるくらいに勢いよく切れた。

友美の顎をきゅいっと持ち上げて激しく舌を出し入れするキスをする。


「はむっ……んあっ……」

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