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……どうしてこうなった?

第8章 初デート

優花自身はちょっと太いと感じていて好きではなかったが、男子からも女子からも「美脚だ!」と褒められていた。

するっとパンツをおろし、ブラとお揃いの薄ピンクのパンツを履く。

ギンガムチェックのワンピースを着て全身鏡の前に立ちくるっと一周し、「乙女の落ち度」がないことを確認している最中、スマートフォンが着信音を鳴らした。

慌ててベッドの上のスマートフォンを取り上げてメール受信を確認する。



from 芹沢高志

sub 準備整ったみたいだな

TEXT
家の前で待ってるぞ。

PS お前って着替える時カーテン閉めねーのか?


-----------END------------


「なっ……!?」

優花は慌てて窓に目をやる。

確かにカーテンは開けたままだった。

恐る恐る窓の外に視線を移すと、家の前では笑いながら芹沢が手を振っていた。

「へへへへ変態っ!」

優花は顔を真っ赤にして二階の窓から芹沢を怒鳴った。

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