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……どうしてこうなった?

第38章 素直になれたなら

ミーティングはこれからの予定や洗濯などの雑務にまで及び、終わる頃には十時を回っていた。

結構遅くなっちゃったな。

部屋に戻ると優花はシャワーを浴び、持ってきていたスウェットに着替えた。

タオルで髪を乾かしながら携帯を確認すると芹沢からメールが入っていた。

『優花何号室?』

それだけ書かれたメールを見て優花はプッと吹き出した。

『内緒です。てか明日も練習があるんだから早く寝てください。ベンチ入りしてなくても練習はありますからねっ!』

と書いて送信しようとして、指を止め、
最後に『0403号室』と書き加えて送信した。

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